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4月中旬に「藍染めのよさ・藍製品」ができるまでという内容でBUAISOU代表による外部講師の授業を行い、伝統文化のよさとエシカル消費のよさについて学んだ。4月下旬には5年生児童がBUAISOUの方の指導を受け畑に藍の苗の植え付けを行った。その後、7月まで定期的な除草、土寄せ、施肥を行い藍の栽培に携わることができた。
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7月には夏の暑さの中で藍の葉の収穫(刈り取り)を行い、さらに、こなし(藍葉を細かく刻み乾燥させる)まで協働で作業し、蒅(すくも)づくりまでの工程を体験的に学んだ。 |
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10月には蒅づくりの寝せ込み(乾燥させた藍葉の発酵)の体験と見学を行い、小さな苗から染料の原料ができるまでの工程を体験的に学ぶことができた。この過程において子ども達はエシカルな染料をつくるための労働の価値を学ぶことができた。 |
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10月上旬、児童はBUAISOUのデザイン担当者から指導を受け家庭科・総合的な学習の時間に販売用のランチョンマットの縫製を行った。その後、ランチョンマット用の布をそれぞれが好みの染め方になるように技法の指導を受け、販売用のランチョンマットを染め上げることができた。さらに、テーブルクロスの作成と同時並行的に「藍染めのよさ」について、実際にインタビューしたり、ホームページで調べたりと探究的に学習し、ポスターをつくることもできた。今まで自分たちが身につけている衣服は化学染料が中心で安価で大量に生産されている流通の仕組みについても学ぶことができた。 |
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12月のPTAバザーにおいて各自で制作したランチョンマットを販売するために 「ランチョンマットの定価」について話し合った。今までにかかったコスト(布代金・蒅使用料・人件費・利益等)を計算し定価を決定した。この定価を算出する過程において、藍染めのランチョンマットが一般に市販されているものと比較して非常に高価になる理由を認識することができた。 |
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市場で販売されている高価な商品が、「なぜ高価になるのか」子どもたちは製品ができるまでのすべてのプロセスに関わることにより理解することができた。商品の背景を見ることができるエシカル消費の意義を体験的に学ぶことができたのは有効であった。お金と商品の価値の関係性を体験・交流活動を通して深く学ぶことができた。 |
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バザー当日の販売の時には「なぜ、藍染めのランチョンマットが高価になるのか」という事を保護者(消費者)に説明し、納得していただき、自作のランチョンマットを販売することができた。高価なランチョンマットが売れるかどうか心配したが、バザー参加者の保護者や地域関係者の理解を得て少ない枚数ではあったが完売することができた。同時に今までは商品にあきたり、少し古くなったりするとすぐに買い換えるという考えや態度だったことを見直す必要があるということも提案していた。 |
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